「unordinary.style」とは

Facebookグループの中には、管理人の恣意的かつ安易な発言削除や退会処分などが繰り返されているグループが少なくありませんが、文章を書いていると考えが止めどもなく湧いて出てきて、それに表現を与えて投稿したいという欲求を持っている人々にとっては居心地が悪く、窮屈に感じることも少なくないと思います。

そのような人たちに、書きたいことを思う存分に書いてもらうために、それを可能にする管理スタイルを考えてみました。それが「unordinary.style」です。

「unordinary.style」で運営されているFacebookグループでは、発言の削除や退会処分は行いません。気が済むまで書いても、他の参加者はどうであれ、管理人はとがめることはありません。管理人も一緒に「暴走」するかも知れません。よって書いて書いて書きまくってください。

などと書くと、Facebookの方針に反するのではないかとお考えの方も少なくないと思いますが、そうではありません。

実はFacebook社の方針に沿っている「unordinary.style」

Facebook社のコミュニティ規定を読むと、Facebook社は発言削除や退会処分には慎重であることが読み取れます。

例えば、

「Facebookは、さまざまな意見を受け入れることが重要だととらえています。そのため、削除することで特定の被害を防止できる場合を除き、コンテンツを好ましくないと感じる人がいる場合でも、コミュニティ規定に違反していない限り容認するようにしています。

「特定の利用者や投稿をブロックする、それらのフォローをやめる、非表示にするなどのオプションで、利用者が見たいコンテンツを自分で管理できるようにしています。

などの記述がありますが、投稿の内容を「好ましくない」と思う人(管理人やクレーマーなど)がいるという理由で、即、削除してしまう管理人の行動はFacebook社の方針に明らかに反しているのです。

誰かの投稿内容を「好ましくない」と思う人がいても、コミュニティ規定に違反していない限り、管理人は当該発言を削除せずに、個々の利用者に見たいコンテンツの管理をしてもらうのが、Facebook社の方針に沿った行動でしょう。

unordinary.styleというのは「普通ではないスタイル」というぐらいの意味ですが、「普通ではない」「非常識だ」などと思う人が多くても、実はFacebookの方針や方向性に沿った管理スタイルなのです。

「unordinary.style」ではローカルルールは設けません

当サイトのリストに掲載されたFacebookグループでは、unordinary.styleで管理を行い、発言削除や退会処分を行いませんが、ローカルルールも設けません。法とFacebook社の規約やコミュニティ規定のみに従って運営されます。

多くのFacebookグループでは、管理人が随時変更するローカルルールが設けられ、これに違反したという理由で発言削除や退会処分が発動されています。

それらのローカルルールの中には、憲法や法律などの法やFacebookの方針に反したものも少なくありません。そのようなローカルルールやローカルルールに基づいた処分に異議を唱えると、即、退会処分を食らい、ブロックされ、永久追放されることもあります。

そのような処分が日常的、あるいはしばしば行われるFacebookグループ内で参加者が自由に発言できるはずがなく、除名されることを怖れて、発言を控える傾向があります。

クレーマーからの要求に応じて発言削除や除名処分を行いません

Facebookグループだけに限らないのですが、ネット上の場やコミュニティの参加者が多くなると、自分の価値観に反する発言に対して「そのような発言をすべきではない」という批判を行い、発言削除を要求したり、バッシングしたりすることに熱心な「クレーマー」と呼ぶべき人々が混ざるようになります。

クレーマーの中には「不愉快であると思う人が1人でもいるような発言はすべきではない」と主張して発言削除を求めてくる者もいますが、そのような理不尽な要求や批判に対して反論でもしようものならば「場」が荒れ、時には「炎上」にまで至ることがあります。場を荒らすと退会処分を食らうことも多いので、クレーマーからの理不尽な要求に屈して、自分の発言を削除してしまう人も少なくありません。

「コンテンツを好ましくないと感じる人」やクレーマーたちが特定発言に対してしつこく批判を続けると、「騒ぎ」を収めるために批判の対象になっている投稿を削除したり発言の主を退会処分に処したりする管理人も存在します。

上述した通り、Facebook社のコミュニティ規定では「不愉快であると思う人が1人でもいるような発言はすべきではない」という考えとは全く逆の方針が述べられているのですが、「不愉快である」と強く主張するクレーマーたちからの要求をいとも易々(やすやす)と受け入れてしまう管理人は意外と多く、そのような管理人によって運営されているグループではクレーマーたちの活動が活発です。

unordinary.styleで運営されているグループでは、クレーマーたちからの要求に応じて管理人が発言削除や除名処分を行うことはありません。ですから、クレーマーたちから批判されても自分の発言を削除する必要はありません。管理人は、きちんと言論で反論する人の表現の自由を保障します。

自由に発言できる公共空間を創造することがunordinary.styleの目的

恣意的な管理人やクレーマーたちによって支配されたFacebookグループが少なくないので(あまりにも多いので)、unordinary.style という管理スタイルで運営される様々な分野やテーマのグループを増やしていくことにしました。

徹底的な議論や意見交換ができる場を求めている方々には、ぜひ、それらのグループに参加していただき、また作って欲しいグループがあったら、要望を出して欲しいと思います。

Facebookグループの中に自由な発言できる公共空間を創造することが、unordinary.style という管理スタイルを提唱する目的です。

法に違反するような投稿があった場合

上述した通り、当サイトのリストに掲載されたFacebookグループでは、発言削除や退会処分は行いません。

ただし、法に違反するような投稿があった場合、一旦削除にして、管理者がその部分だけを伏せ字にして、コメント付きで転載することはあります。

アナウンスもせずに黙って発言を削除したり退会処分を行うようなことは絶対にしません。参加者の表現の自由は絶対に守ります。

なりすましの可能性のあるアカウントへの対応

なりすましである可能性があるアカウントはそうでないことが確認できるまで参加申請の承認を保留しますが、それ以外はグループに参加する資格のある人は誰でも参加を承認します。

管理人によって承認されたアカウントが実在するか怪しいとお考えの方は、当方ではなくFacebook事務局の方に疑わしい旨の報告を行ってください。Facebook事務局の方では、本人確認書類などを提出させて実在するか否かを確認し、確認できない時にはアカウント停止するなどの処置ができますが、グループの管理人にはそこまで行う能力や権限がありません。

Facebook社が停止したアカウントは自然とグループメンバーからはハズレます。アカウントが停止されずに、そのままの場合はFacebook社は実在するアカウントであると判断したということを意味すると思います。

実在する人のアカウントに対して退会処分を発動することは絶対しません。

コミュニティ規定に違反すると思われる投稿があった場合

Facebook社のコミュニティ規定に違反すると思われる投稿があった場合には、管理人ではなく、Facebook社まで連絡してください。

これはコミュニティ規定の中の

「コミュニティ規定違反の可能性があるコンテンツを見かけた際にはFacebookまでご連絡いただくようお願いしています。Facebookでは、ぺージ、グループ、プロフィール、個別のコンテンツ、コメントなど、違反している可能性のあるコンテンツを利用者が簡単に報告して、Facebookがそれを確認できるようになっています。」

という記述に沿った対応であって、責任の放棄ではありません。Facebookのコミュニティ規定に反しているか否かの判断はFacebook社自身にしてもらう方が確実だと考えるからです。

ただし、明らかにコミュニティ規定に反している場合には、上述した違法の可能性のある場合と同様、「一旦削除にして、管理者がその部分だけを伏せ字にして、コメント付きで転載する」こともあります。

テーマと無関係な投稿があった場合はスルーするのが最善

テーマと無関係な投稿に対しては、管理人は注意も削除もせずにあえてスルーします。スルーせずにわざわざ「そんな発言をするな」といったレスをつけたり注意をしたりすると、その投稿をタイムラインの上位にアゲてかえって目立たせてしまい、逆にテーマに関係ある投稿を下の方にサゲてしまいます。

参加同士が紛争や論争を始めた場合にも、管理人はあえてスルーします。

不愉快に思う投稿は読まなければ影響を受けることはない

不愉快に思う投稿やコメントをわざわざ丁寧に最後まで読んで「不愉快な投稿をするな」「喧嘩や論争をするな」などと注意してアゲる方もいらっしゃいますが、Facebookグループには、各自が読みたくない投稿を非表示にするなどして見ないようにする機能が備わっているので、各自でコントロールしてください(このようなお願いがコミュニティ規定に沿ったものであることは上述した通りです)。

リアル空間の会議室での口頭での喧嘩や論争とは異なり、テキストでの喧嘩や・論争は、これを読まなければ存在しないも同然で、他の参加者が激しい罵り合いを行っても影響を受けることもなく、不愉快な思いをすることもありません。

活発なグループにするには

テーマに関係ない投稿や気に入らない投稿を目にした時には、注意したりクレームをつけたりするのではなく、テーマに沿った面白い投稿を積極的に行えば、気に入らない投稿をサゲることができ、テーマに沿った話題が多く投稿される活発なグループになるでしょう。

最後に

当然のことながら、unordinary.styleや管理人を批判する発言も削除しませんし、発言の主を退会処分にすることもしません。

「発言削除や退会処分はすべきだ」などと必死になって主張・批判しても、発言を削除されることも除名処分を受けることもありません。

そのような批判は管理人によってスルーされるだけです。

それがunordinary.styleなのです。

unordinary.style提唱者 内野晴仁

2018年6月18日改定